2017年3月26日日曜日

ひさなお式馬券投資術 (4) - 参加者の武器は「馬券のみ」 -

馬券は8種類


馬券は8種類あります。


単勝、複勝、ワイド、枠連、馬連、馬単、三連複、三連単。


競馬とは、これらの馬券を1種類から全種類まで自由に組み合わせて、投資資金よりも多く回収するゲームです。



参加者にできるのは馬券のみ


我々参加者にできることは何でしょうか。

ジョッキーを信じたり怒鳴ったり、馬に願ったり、JRAにクレーム入れたり、神に祈ったりする人も大勢います。


しかし、馬主ですらない私たちがレースその物に影響を与えることは(特殊能力が無い限り)できません。


私たちは、馬券を買う、または買わない、という2つのアクションしか持ちません



「お客」が儲かるはずがない


当然ながら、馬券を買う私たちは最も力がありません。

言い換えれば、私たちは「お客」なのです。


何億という投資をする馬主や、一握りしか生き残れないジョッキー、レースに賞金を与えるスポンサー、馬を勝たせるために育てる厩舎、JRAの一職員だとしても最初の一年はひたすら馬の世話をします


彼らが「競馬」を作っていて、我々は馬券を買うことでその25%(税金が10%)を彼らに支払うお客なのです


残った75%を馬券購入者で取り合うのが競馬です。

お客の身分に加えてたった2, 3分のレースで儲けまで出そうとしているのが我々です。


「儲ける」目的だけに絞れば極めて不利な我々が、それでも理論的に、かつ実際に勝つために何ができるのか、このブログで科学(厳密には数学)していきましょう



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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2017年3月20日月曜日

ひさなお式馬券投資術 (3) - 「絶対」はレースではなく理論 -

「絶対のレース」だけはない


あらゆる物事に「絶対」はありません。


自己解決できる「対物」や人間相手の「対人」でさえまさかはあります

それが競馬は「対馬」です


テレビや新聞や掲示板には平然と「絶対」が使われますが、賢明な読者様はこの記事だけはお忘れなく。


仮に「絶対」があるとすれば理論


絶対と言われた断トツ1番人気が「飛んだ」レースは枚挙に暇がありません。


この1年でも「10年に1頭の怪物」などと言われたメジャーエンブレムが、2016年桜花賞で1着どころかまさかの馬券外。その後1レース走っただけであまりにも早い引退…。

福永騎手が騎乗したスプリンターズSのビッグアーサーもドン引きの12着…など、どこかの専門家とやらが導いたらしい「絶対」は極めていい加減な物差しです。


そのため、たった1レースにおける1頭に「絶対」はあり得ません


しかし、仮に何年も何十年も勝ち続けている馬券師がいるのならば、それは買う馬券を導いた「理論」が負けないということです。



理論も「継続適応」が必須


買う馬券を決める理論についても、完璧な物を一度作れば一生ほったらかしとはいきません。


そもそも完璧が作れるのかは後程考察しますが、競馬は毎年「要素」が変化します。


競走馬がデビューしたての3歳か、脂の乗った5歳か、引退間近の7歳かによって「過去の成績」に対するアプローチも変える必要があります

さらには騎手の調子も短期で変動しますし、所属の厩舎も変わるなど膨大な変数が存在します。


そこまで計算し確率を導いたとしても、2017年のきさらぎ賞のように発走後0.5秒で落馬されることもありますが(また福永……)。


競馬は理論の勝負


競馬は理論(と資金力…)の勝負です。


先ずは「1レース1頭の絶対視」を疑うところから差別化を始めます。





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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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ひさなお式馬券投資術 (2) - セカンドベストは「やらないこと」 -


何事も「ゲームの仕組み」から


どんなゲームも「仕組み」を理解していなければ負けます。

 言い換えれば、主催者と分かっている人間が、いつまでも分からない人間(つまりカモ)から資金を回収するのが世の仕組みです。


オリジナルの理論を深堀する前に、原理原則からきちんと整理しないと長期で勝つことはできません。


競馬とは、ギャンブルとは


競馬は控除率25%の非常に不利なゲームです。

これはつまり、投資した資金の25%がテラ銭としてJRAに自動で引かれ、残りの75%をおじさんたち馬券購入者と取り合うゲームです。

言い換えると、長期の回収率は平均で75%になるということです。


もちろん、年間で10万円使い7万5千円返ってくるなら割とコスパのよい趣味にはなります。

しかし、30%や40%しか回収できない負け組が存在する以上、100%以上、つまり競馬で稼いでいる勝ち組も確かに存在するのです。


「やらない」は非常に賢い戦略


競馬の勝ち負けは「回収率」です。


1年間一切参戦しなければ回収率100%。

そこから馬券を買えば買うほど回収率は75%に近づいていきます。


参戦理由が趣味でも気分転換でも構いませんが、セカンドベストはやらないこと。

競馬はこの大前提のもと「戦略」を立てていく、云わば「大逆転ゲーム」なのです。




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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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ひさなお式馬券投資術 (1) - 筆者について -


筆者について


私は競馬関係者でも往年の競馬ファンでもありません。

むしろ3年前まで競馬という響きすら嫌いな、俗に言う(そして自分でも言ってしまいますが)エリートサラリーマンもどきの若造でした。
 

慶應義塾大学を卒業しロサンゼルスのUCLAに留学。学生時代にTOEIC満点を取った後、連結10万人を超えるグローバル企業で日々国際人事として働き、文学賞でグランプリを獲り本も出した小説家でもあります。

経済をテーマにしたブロガーも8年目を迎え、後述しますが大手証券の有名ストラテジストやらよりはるかに運用成績のよい投資家でもあります。




競馬は95%は必ず負ける。5%は必ず勝つ


そんな私が競馬に興味を持ったのは、競馬は「計量経済学」である可能性が高いと知ったからです。


「目を見たらビビッときた」、「大金ぶっこんだから今日こそ来い」と、歯が欠けたおじさんたちが新聞紙を握り絞め怒鳴り散らすイメージだった競馬。

そこに、それぞれの馬を距離適性、騎手、枠順、競馬場ごとの成績、血統等のファクターから自動で点数化し、オッズとの関係から淡々と「長期投資」として買い続ける方法がある

「正しく」勝ち負けを繰り返しながら長期で1億円以上勝った男もいる(後述)。


そんな競馬の未知なる世界を知り研究心に火が付きました。

英語やビジネス、小説や投資で勝ってきた私が、競馬で上位5%に入れないわけないと。




競馬はマニアより当たる


具体的には本編で理論から実践まで書くつもりですが、私の馬券術は完全なる運に任せるおじさんたちとも、完全に自動化された指数とも異なります。


どちらももはや長期では勝てません


英語やビジネス、小説や投資等あらゆる物事と同じく、勝つには「理論+センス」の両輪が必要です。


馬の詳しさなら私より上のおじさんは腐る程います。しかし、私が一番を勝ち取ってきた領域、特に投資を軸に作り込んだ私の「馬券投資術」は、2年以上続く私のメルマガ『一歩世界へ』で証明してきたように負けません

ダービーから有馬記念まで今まで予想をお伝えしたレースは全て当てましたが、9割当てるこの馬券術が仮に外れても長期投資では負けません。

「長期」が極めてポイントなのですが、詳細は本編にて。

何も「絶対に当たる魔法の方法」とやらを謳っているわけではありませんので。



私だけの馬券投資術を残しておくために


きっかけは"AI"なのですが、長くなるのでいつか書きたいと思います。


私の競馬に対する挑戦と同様「お金」が主目的ではなく、無料でこのブログに書いていくつもりです

どこまで続くかは、馬と同じく走ってみないと分かりませんが。


私のメルマガ読者様を中心に、知的エンタメとして理論を楽しみ、あわよくば最後の直線で歓喜の咆哮を放つ手助けになれたら幸いです。





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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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2016年天皇賞秋の馬主席にて。

別に高額予想を売るとかではないので(むしろそのような輩を消したいのが目的の1つ)、なんら顔出し問題なし。


と言うか、どうせ1円にもなりませんので読まなくてもなんら私は問題ありません。笑